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2019年度
環境
鋳物砂の再利用技術を効率化し、廃棄物の発生抑制をめざす!
縁の下の力持ち!鋳物砂の再生技術をIoT運用で効率化
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日本の素形材分野の一端を支え、鋳造業の現場で多く使われている「砂」。この砂は繰り返し使われ有効利用されていますが、その一部はダストとして廃棄物になることも多いです。なぜなら多品種少量の鋳物メーカーが砂型造形で利用する際、鋳物の欠陥を抑えるのに砂を磨いて再利用(再生)しているためです。
当社が提供するLoI測定装置と再生装置は、IoT運用で砂管理値(LoI*)をセンサーでPCに取得、磨き度合いを変化させ適正再生を効率的に行い、砂の高回収率を達成し、廃棄物の発生を抑えます。
近年は作業環境問題や資源保護の観点から「人工砂」への切替が始まっています。本プロジェクトで提供する装置で、人工砂もIoT運用で適正再生に取組み、日本のモノづくり全体のために素形材分野の技術革新をめざします。
また、海外でも砂の再利用が注目されており、再生機の海外販売へも注力していきたいと思っています。
(*)LoI(イグロス):強熱減量(Loss of Ignition, Ignition Loss)。強熱減量試験(Ignition Loss Test)による質量の減少率から算出される。今回の場合、LoIの値が高いと、砂の汚れ度合いが高い=鋳物に欠陥が出やすい。
セールスポイント
- 鋳造業の多くで使われている砂を適正に磨くことで、高回収率を促進し、廃棄物の発生を抑えて環境負荷を抑えるのが特長です。
- 測定装置を既存設備に付加してIoT運用で効率化、PC管理の元、砂の回収率を向上することが可能です。
希望するマッチング先&パートナー
- 国内製作等の協力企業
- 日本と同じ作業環境問題の発生している米国で販売を検討中、鋳造業向けの製造・販売・メンテナンス企業など