国内の糖尿病患者は、予備軍を合わせると2,000万人以上にのぼると言われ、重篤になる前に注意を促したり、疑いのある方に対して予防策を講じたりすることが求められています。そのような中、同社は、足底の神経障害に着目した糖尿診断に貢献する足底感覚検査装置を開発しており、医療機器としての承認をめざしています。
本機器は、利用者が足を載せると足底を接触子が5ミクロン単位で刺激(非侵襲)し、利用者は刺激を感じた際に付属のボタンを押す仕組みで、従来からある検査機器と比較して、短時間で簡易に検査をすることができます。
検査機器は、2015年初頭にクラスⅡで医療機器承認申請を行い、2015年秋には販売を開始する予定です。加えて、海外展開も視野に入れ、国際特許(PCT)を出願しており、予備軍を含む糖尿病患者人口の多い中国、インド、ロシア、アメリカ、そして日本と各々の国への移行の手続きを進めています。(国内では、「足裏における感覚閾値の測定装置、および測定方法」として2013年11月に特許取得。)
医療機器としての承認前にもかかわらず、同社には医療関係者や委託販売を希望する企業からの問い合わせが寄せられおり、早期の承認が求められています。
モニタリング
これまで大阪市役所(大阪府大阪市)やATCエイジレスセンター(同)、昭和大学(東京都品川区)などの協力を得て、300人を超える人のモニタリングを行い、データ収集をしています。
セールスポイント
- 新たな製品の取り扱いによる、顧客満足度向上
- 糖尿病・予備軍の早期発見による注意喚起で重篤化を防ぐことができる
希望するマッチング&パートナー例
- 医療機器・リハビリ機器販売業者、歯科用インプラント製造販売業者、健康器具販売業者
- 電気機器の量産メーカー(海外での組み立てが可能)
企業担当者の声
製品説明の際、トップランナーの冊子を見せる事から始め、公的な機関からプロジェクトの新規性、市場性等を認定して頂いていると話すと、今までより興味をもって聞いてもらえ詳細にわたっての説明を求められます。また「医療機器製造業許可」、「第2種医療機器製造販売業許可」を受けた事から、新たな医療機器関係の仕事を取引先と調整しながらすすめられるようになりました。
企業DATA
液晶パネル検査装置、プリント基板検査装置等の電子機器応用品の設計製造など
株式会社飛鳥電機製作所
◯大阪市北区天神橋8-7-11
◯代表取締役 吉村眞一
○設立:1974年4月 ◯資本金:1000万円 ◯従業員数:5名
◯TEL:06-6353-1906 ◯FAX:06-6356-0853
https://bplatz.sansokan.jp/archives/1340