近年、タブレットパソコンやノートパソコンは、高精細化とともに、搭載されるバッテリーの駆動時間延伸への消費者のニーズが高まっています。
そんな中、同社が開発しているのは、7~20インチの中型液晶パネルを対象とした高精細な画像表示と低消費電力でディスプレイを制御できるタイミングコントローラLSI※1です。
このLSIに搭載されている高速データ転送インターフェイス「Cool Pepper®」は、従来品と比較してデータの転送速度が2倍速く、画像処理ツール「PixArt」は、入力画像の明るさに合わせてバックライトを調整する機能等があり、従来品より少ない電力で稼働することができます。
2013年11月にパナソニック株式会社セミコンダクター事業部、ラピスセミコンダクタ株式会社にCool Pepper®の技術ライセンスを供与。Cool Pepper®の仕様に基づくドライバーIC※2の開発を進めてもらうことで、このインターフェイスの規格および画像調整機能を、液晶パネル業界のボリュームゾーンとなるアジア圏を中心に普及させ、業界標準として浸透させていきます。
※1 LSI(Large Scale Integration)…特定の複雑な機能を果たすために、多数の素子を一つにまとめた半導体部品
※2 ドライバーIC…コントローラから情報を受け、液晶に電圧を加える部分
液晶パネルにイノベーションを起こす!
CoolPepper®の仕様に基づくソースドライバーの開発が進めば、CoolPepper®技術の普及が一歩前進します。さらに、これらのソリューションがディスプレイに採用されることにより、中小型ディスプレイの低消費電力と自由度の高いシステム設計等が実現します。
セールスポイント
- 自社開発の高速インターフェイス技術等を活用した、当社のタイミングコントローラーLSIは、マイクロプロセッサとLCDパネル駆動IC(ドライバー、バックライト等)間のデータ伝送を高速化。
高い画質制御機能によって、液晶ディスプレイの高精細な画像表示と、低消費電力化を実現しました。
希望するマッチング&パートナー例
- 液晶パネルメーカー
企業担当者の声
当社製品は液晶ディスプレイの高精細化や低消費電力化を追求しております。また本LSIのインターフェース規格および画質調整機能をオープン化することで、業界標準として普及させることもめざしています。
製品開発は間もなく完了し、近々市場に投入できる見込みです。
企業DATA
半導体集積回路の企画、設計、開発、製造及び販売
株式会社セレブレクス
◯大阪市淀川区宮原4-5-36 セントラル新大阪ビル10階
◯代表取締役 加藤雅弘
○設立:2012年6月 ◯資本金:6億7100万円 ◯従業員数:22名
◯TEL:06-6393-5531 ◯FAX:06-6393-5532