脳卒中やパーキンソン病などで上肢(手や腕)の震えなどの症状がある患者を対象に、臨床現場のニーズをもとにしたリハビリ訓練や効果測定ができるタブレット端末『TraceCoder®』を開発、2014年10月より販売を開始しました。
この製品は、現在、紙とペンを使用してアナログに行われているリハビリをタブレット端末に置き換えることで、測定結果を可視化することができます。また、過去の測定結果との比較や上肢機能の回復状況を詳細に把握することで、患者のモチベーションアップとリハビリ時間の短縮や質の向上も期待できます。
検査項目はひとつの点を一定リズムで打ったり、線をなぞったりするなどの4項目で、指標とのズレ量の面積を測定することによる定量評価、打点時のタイミングや患者の筆圧などが測定・記録できることが従来の手法との大きな違いです。カメラ記録機能(オプション)を加えることで測定時の様子を保存することができ、学会発表にも役立つと好評です。
将来的には、患者の属性や既往歴、過去のリハビリ結果や回復状況などをデータベース化しノウハウを共有することで、より質の高いリハビリ治療ができる様サポートしていきます。
現在もブラッシュアップを続けています
共同開発を行った、兵庫県立リハビリテーション西播磨病院では、デモ機3台を実際のリハビリの現場で使用しており、毎月1回のミーティングで情報交換を続けています。
現場の作業療法士からは、利用者に対してトレーニング機能や動画での説明が必要など様々なニーズが寄せられています。
セールスポイント
- 本機器を購入することで、これまで行えなかった定量評価が可能となる
- 臨床データ取得を協力頂く事で評価指標のデファクトスタンダードに繋がり、臨床現場の役に立つ
- 製品販売による販売拡大、販売業者にとっての新たな商材となり、本機器を通して、顧客とのさらなる良好な関係が期待できる
希望するマッチング&パートナー例
- 医療従事者(病院・通所リハビリ施設)
本機器の購入及び・臨床データ取得協力 - 医療(リハビリ)機器販売業者
リハビリ施設の紹介・販売の協力 - 広告・学会展示の媒体の製作会社
学会等の展示による製品PRのサポート
企業担当者の声
弊社は大手メーカー等の受託ソフトウェアの開発をメインに行っており、医療機器・計測機器・FA機器等のソフトウェア開発について25年の実績があります。
特に近年は、医療分野に積極的に取り組んでおり、今後、リハビリ分野において新たな機器も開発していく予定です。
企業DATA
医療機器・計測機器ほか制御系・業務系のソフトウェアの企画・開発
株式会社システムネットワーク
◯大阪市北区太融寺町2-18 9階 ◯代表取締役社長 西村信一
○設立:1988年5月 ◯資本金:1000万円(授権資本 4000万円)
◯従業員数:24名
◯TEL:06-6364-0529 ◯FAX:06-6364-2759
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